もうすぐ立春 ― 感情を見つめる季節に

今日は、満開の梅の花を見ました。
外は寒いですが、春はすぐそこまでやってきています。


「感情」ってどんなイメージ?

皆さんは「感情」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

  • いちいち嫌な感情を感じているとやってられない

  • あんな人に、嫌な感情を抱いても損だ

  • 感情的な人は苦手

  • 感情ってよく分からない

  • 我慢は美徳

  • 感じないようにすれば、そのうち忘れる

多くの方が「感情=やっかいなもの」と感じているのではないでしょうか。


感情を封印してしまう私たち

私たちは「イヤなできごと」に遭遇すると、つらさや悲しさを感じないようにしてやり過ごすことがあります。
これは人間に備わった「防衛本能」。

けれども、赤ちゃんの頃の私たちは違いました。
泣きたいときは泣き、嬉しいときは笑い、怖いときは怖がり…感情をそのまま表現していました。

しかし成長の過程で、
「泣くなんてみっともない」
「我慢強くてえらい」
などと周りに言われ、次第に「素直な感情」を封印していったのです。


封印した感情があふれるとき

感情を封印し続けると、心の中に「不快な感情」がたまり、やがて爆発します。

  • 急にキレる

  • 急に涙が止まらなくなる

  • 急に会社に行けなくなる

これは、押し込めていた感情があふれ出した状態です。


感情処理法で心を軽くする

それを防ぐ方法が 「感情処理法」 です。

心のコップにたまった感情を、少しずつ外に出す。
そうすれば「急にあふれる」ということがなくなります。

「不快な感情」は日々少しずつたまっていきます。
だからこそ、定期的に処理し、習慣にしていくことが大切です。


セルフケアとしての「感情処理」

感情処理は誰でも、いつでも取り組めるセルフケアの方法です。
たまったものを「吐き出す」習慣を持つことで、心は穏やかさを取り戻します。

春を迎えるこの時期、
新しいスタートに向けて、自分の感情とやさしく向き合ってみませんか?